私の人生を大きく決定づけたマンガ

ドラゴン桜というマンガを知っているだろうか?

これは2004~2005年にブームになった。底辺高校の龍山高校の偏差値30代の高校生が東京大学に現役合格する奇跡の物語であるとされているマンガである。えっ東大受験の物語ではないの?と思われた方それは読んでいないか、少し読んだだけで本質を理解していない人なのではないかと思います。

主人公は弁護士の桜木健二であり、彼は元々、龍山高校の債権整理のために委託を受けた破産管財人であった。行き詰った龍山高校に対して彼は進学校化による経営再建を提案し、そのための改革を推し進める物語であり、東大受験をした二人の高校生はあくまでその広告塔にすぎない。

そのことをはっきりと本音をぶつける桜木に対し、二人の高校生は時折反発するが、社会の理不尽さに触れたりするうちに桜木の説く社会の現実を理解し始める。

私は中学3年生から高校一年生にかけてはまっており、これを読んで受験は根気とテクニックさえあればだれでも一流のエキスパートになれる。もともと中学高校の成績は上位であったため素直にこの言説を信じ努力した結果、進研や河合の模試で65~70程度の成績を修め、地元の旧帝大程度であれば合格圏内と言われるまで成績を伸ばした。

しかし、もろもろの事情で高校3年生の時に大学受験に大失敗するのであるがこれについてはおいおい書いていこうと思う。

そしてこのマンガや、当時の大阪府知事である橋下徹氏(私は行列の出来る法律相談所のレギュラーメンバーだったころから彼のファンである)などの影響で弁護士になろうと思った。しかし、高校の時には法学部進学に対して父がかなり否定的な立場をとったため認められず、経済学部に進学した。非法学部から弁護士を目指すことは学習計画や、経済面で無理が大きすぎると判断した。

そこで会社組織に依存せずに難関資格を突破し、資格を生かして専門家として生計を立てる目標は経済系の資格である公認会計士も一緒であると考えた私は公認会計士を目指すことにした。

ドラゴン桜には様々な勉強法のテクニックはあるがその方法は難関大の合格者でも評価はまちまちだが、大多数の難関大合格者に賛同してもらえることは、受験勉強で得られたものは大きい。根気とテクニックで大抵の大学には受かると言うことだ。

高等学校の教科書の限られた範囲の中で知識、技術を競う受験勉強はスポーツや、芸術よりプロとアマの差は小さい。

多くの十代が社会的信用を得るのにまだまだ学歴の力は大きい。学歴社会崩壊などという言説に惑わされず大学受験に励むことを私はオススメする。