皇位簒奪

タイトルを見ていきなり何のことだと思った方が多いと思うが、これはなんと僕の小学5年生の時の将来の夢である。

小学4年生の時、三國志に出会い、三国志演義などでは悪役として描かれることも多い曹操の息子で魏王朝の建国者である曹丕が中国の後漢皇帝から皇位を譲り受けるシーンがあった。譲り受けるといってもその過程は恫喝、脅迫まがいのことをやって無理やり力づくである。曹丕はこの点から知識人や、儒家からは厳しい批判を浴びせられることとなるが、その後の歴史を見ても王朝の交代はしばしばこのやり方で行われてきた。

これを見た十歳の少年であった私は、「皇室典範では天皇になれるのは、男系男子に限るという規定を知っていたため、2004~2005年当時は、皇太子(今上天皇)と秋篠宮両殿下の代でそれが途絶えるのではないかと有識者の間では話題になっていた。

そこで「愛子様と結婚すれば21世紀の天皇は余であるな、即位してベルサイユ宮殿で朕は国家なりと叫んでやろう」とこんなことを目論んでいたwwwwww

ここ数年、秋篠宮殿下の長女眞子様と小室圭さんの結婚騒動を見てそのことをふと思い出す今日この頃である。

 

正直小室圭さんは一般人の婚活においても市場価値は芳しくない上に、金銭トラブルや、身内に大きな不幸があったされるので親の目線や、立場に立った時に反対したくなる気持ちは全く分からないわけではない。

彼らは普通の家庭でもこんな人は受け入れられない。とおっしゃるが、自分の知人友人に対しても平気で土足で踏み込んで同じことが言えるのであろうか?

小室氏を取り巻く状況は大変厳しい、しかし、婚約報道からすでに4年たっても二人の絆は少しも揺らぐことはない。小室氏側に邪な気持ちはがないと言い切ることは出来ないが、互いを思う気持ちが真実でなければここまで続くことはないだろう。

私個人は、もう21世紀であり、戦後70年以上もたち、皇族にも自由と人権がもっとずっと保証されるべきであり、週刊誌の報道でその権利を我々が取り上げてしまうことに対して違和感を感じる。

昭和の時代に作られた皇室はかくあるべきであるという理想にこれから皇室を離脱される眞子様が翻弄されなければならない理由はもうないと思う。

むしろ日本社会には親や教師の言うことに過度に従順であるべきだと教え込む間違った儒教道徳で進路や、就職、婚姻などで望まない選択を強いられてつらい思いをする人々にとって眞子様の希望が叶うことは、そういった人々にとっても希望となると思うので何とか結ばれてほしいものである。