ヤマダ×大塚家具
私が普段勉強していた予備校と同じビルにヤマダ電機が存在する。
それがなんと論文式試験の一週間前くらいから店舗の改装をしていたのである。
そうしたら1~5階あるうちの4、5階がコラボ店になっていたのだ。
11/20日にオープンするというので行ってみたら想像していた以上にヤマダ電機のカラーに染まっていたので、高級ブランドとしての大塚家具の姿はそこにはなかった。
価格帯は中価格、店内を案内するのはヤマダ電機の制服を着た店員さんである。
整然と並べられた家具は品質の良さは感じるのだが、購買意欲をそそるような室内装飾や展示方法などの工夫はほとんどされてないといった印象だ。
家具×家電というコンセプトは着眼点もよいし、安価で庶民的なヤマダブランドに一味違ったブランドを入れようという経営戦略は方向性は間違っていないと思う。
しかし、ついで買いをそそる様な展示方法をもう少し考えないとヤマダ電機としてはせっかく買収した大塚家具のブランドを生かしきれないのではないかと僕は思う。
改善点
・家電コーナーとは違った洗練された空間、隣の名鉄百貨店のメンズ館に負けないくらいおしゃれな店内の雰囲気づくり
・ついで買いをそそる様なレイアウトを考える。(洗面台とドライヤーをせっとにして展示する。IHのコンロなんかと椅子をセットで置くなど)
・ヤマダ電機ゾーンと大塚家具ゾーンで店員さんの制服を変える。
大塚家具のコアコンピタンスは匠大塚にすべて持ってかれた印象がしたのでそれを裏付けるような内容だった。
プロキシーファイトの勝者であり、正統な大塚家具の後継者の側としての矜持が垣間見えるような展示を期待したいと思う。