馬謖タイプの人

タイトルの馬謖という人物をご存じだろうか?

三國志に登場する人物で蜀に仕えた人物で諸葛亮にその才を愛されながら、命令違反を犯したため、街亭の戦いで魏に大敗を喫した人物である。

泣いて馬謖を切るという言葉を現代に残した人物として有名である。

goo辞書によるとこのような意味で使われている。

中国の三国時代蜀 (しょく) 諸葛孔明 (しょかつこうめい) は日ごろ重用していた臣下の馬謖が命に従わずに大敗したために、泣いて斬罪に処したという「蜀志」馬謖伝の故事から》規律を保つためには、たとえ愛する者であっても、違反者は厳しく処分することのたとえ。

長平の戦いで秦に大敗を喫した趙括とならんで中国史の2大生兵法で大怪我をした有名な人物である。

私は自分の人生を振り返るとこの馬謖に当てはまる点は多く存在するのではないかと自省している。

大学受験でも、公認会計士試験においても独りよがりな勉強を続けて結果が出なかった時期をたくさん経験しているからだ。

そして途中の模試や、答練でも、本試験でも目も当てられないような点を取ったことが度々ある。

中高生の時、学校の試験ではそれなりの点を取っていたため、自分の力を過信しやすい傾向にある気がする。

今でしょの林先生曰く、失敗する人間は情報不足、慢心、思い込みのどれかに該当する場合が多いという。

これらを防ぐには、人に教わる、人に教える、問題集で間違えたら謙虚に受け止めるということが大事なのではないかと思う。

ただし僕が馬謖と違う点は大敗を喫してもそのまま逃げかえることなくきちんと持ち直せていることだ。

何度も失敗を重ねた青春時代だが後悔はしていない。林先生は自分は三国志なら諸葛亮タイプで馬謖タイプは選ばないおっしゃっていたが、自分も失敗を重ねたことを糧にクライアントや上司にとっての諸葛亮でありたいと思う所だ。