出師の表

今回は三国志における名文諸葛亮の出師の表について書こうと思う。

出師の表とは皇帝に軍隊の出兵を上奏する文書のことで諸葛亮のものに限ったことではないが、諸葛亮のものが有名になって一般的には諸葛亮のものを指すようになった。

そこにつづられた先帝劉備への思い、北伐への覚悟、蜀漢の国(彼らはあくまで漢の国を名乗ったのであって自分たちのことを蜀と名乗ったわけではない。魏や晋、後世の歴史家による呼称であると考えられる)への思い。

これを読んで涙せぬものは忠臣にあらずともいわれたのが何となく分かる。

三國志に興味のない人は分からないかもしれないが、諸葛亮ほどの優れた政治家として歴史に名を遺す人物が精いっぱい生きても志半ばで終わってしまうことに凡人である私になんとなく生きる時間があれば何もなせないのではないかとふと思いなぜか涙があふれた。

もっと世の中のことに興味を持つ、目の前の課題に一生懸命になる。

これができるように私はなりたい。